高等部普通科主権者教育②(12月11日)

2021年1月24日 18時29分
高等部 本科普通科

 

 本校の学校評議員も務めていただいている愛媛大学の小林修先生を講師に、普通科のHR活動で主権者教育の授業を行いました。

 前半はタブレット端末を解体して部品に触れながら、情報機器に使われている希少金属の産地の多くが紛争地域にある一方で、紛争鉱物を使わないことを表明している企業も増えていることを学びました。後半はカカオ豆やカカオの割合が高いチョコレートを使って、私たちの手に届くまでにどのような過程を経ているのかを学びました。世界の生産者と私たち消費者のつながり、「サプライチェーン」を意識して製品を選ぶことの大切さを教えていただき、SDGsの考え方について、体験を通して知ることができました。

生徒からは、「すべての目標を実現することは難しいが、達成できた時に誰もが有意義な生活を送り、戦争で人が傷付け合う社会がなくなるのではないかと思った」「もっと私たちにできることを調べて、少しずつでも世界が変わっていけばいいなと思った」といった感想が聞かれました。

タブレット端末を解体する2名の女子生徒に声を掛ける講師の先生カカオの実の殻に触れる男子生徒考えながらSDGsのカードを並べる生徒たち