見え方に不安のある方へ ~松山盲学校の紹介~

 

 松山盲学校では、視覚に障がいのある方々が心豊かに暮らせるよう、様々な取組を行っています。ここでは、よく寄せられる質問を通して、本校の特徴を紹介しましょう。見え方に不安のある方は、何なりと御相談ください。 

 

■ 松山盲学校では、どのような教育が行われているのですか?

○ 視覚障がい児・者の方々に適した学習環境の中で、一人ひとりの障がいの状態(見え方や聞こえ方など)に応じた教育を行っています。

○ 障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服するために「自立活動」(点字の学習、歩行の練習など)という時間があります。

○ 幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準ずる(ほぼ同じ)教育を行っており、学齢の幼児児童生徒だけでなく、視覚障がいの成人も学んでいます。

 

■ 松山盲学校に入学すると、どのようなメリットがあるのですか?

○ 見え方に応じた教材や支援機器(拡大読書器、パソコン等)を用いて「分かる授業」が行われ、専門的な指導が受けられます。

○ 視覚に障がいのある教員がいるので、見えにくい者の立場から経験を踏まえたアドバイスを受けることができます。

○ 卒業生の多くは、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師として治療院等へ就職し、自立した生活をしています。 

 

■ 松山盲学校に通うと、経費がたくさん掛かるのではありませんか?

○ 本校では、授業料は不要です。教科書は、義務教育では無償で、高等部では補助を受けることができます。

○ 家庭の状況によって異なりますが、本校への就学に必要な経費の一部は、特別支援教育就学奨励費で補助されます。

○ 家が遠く離れているなど通学が困難な場合は、寄宿舎に入ることができます(家庭状況に応じた経費の負担が必要です)。 

 

■ 松山盲学校では、どのような教育相談が行われているのですか?

○ 生後まもなくの0歳から就学前まで、乳幼児の生活や就学準備等に関する相談を行っています。

○ 小・中・高等学校に在学している視覚障がいのある児童生徒、その保護者や教員の方々の相談も行っています。

○ 成人の中途視覚障がい者に対して、学習上又は生活上の困難や、支援機器の使用に関する相談も行っています。