松盲みかん(11月10日)
2022年11月10日 12時51分みかん、愛媛の人間にはとても身近な果物ですが、松盲にもみかんの木があり、今年も立派な実をつけています。
俳句において、蜜柑(みかん)は冬の季語となるようです。ここで夏目漱石の一句をご紹介します。
るいるいと 徳孤ならずの 蜜柑かな
明治29年の作品です。「るいるい」は重なりあう様子を表現する言葉。この句は、論語の「徳は孤ならず必ず隣有り」を使った一句、徳のある者は決して孤立することなく、必ず隣に慕ってくるものがいる、という意味があるそうです。